一部上場企業へ転職後したけど不安

皆さまこんにちは

現在私は某東証一部上場企業の営業部門で管理職をやっています。

そのミッションの中で、年に数回、新人・中途の採用担当官も行ってます。

就職活動、転職活動を経てせっかく採用されたけど不安を感じたことがあります。

私も零細企業からいきなり大企業へ転職したので、あまりの業務の違いに不安を抱き、さらに転職活動をしました。

ちなみに先に結果を言うと、私はその会社に残りました。

今ではその甲斐もあり東証一部上場企業の管理職です。

結果だけ見ると今の会社に残って良かったということになりますが、まずはその当時の活動を述べます。

零細企業から上場企業への転職後、最初の1年は仕事を覚えることに一生懸命でした。

他のことを考えるよりも、自分に起こった変化を楽しみ、今まで経験したこともないノウハウを教えてもらい、とても充実した日が続きました。

1年が過ぎてようやく業務を覚え、ある程度の実績も出せるようになってきたころ、多少他余裕が出てきたのだと思います。

当然いろいろな人がいるので自分と相性が良い人、相性が悪い人、考えを共有できる人、何を考えてるか分からない人がいます。

また、零細企業時にいたころと違い面倒な業務がたくさんありました。

今考えるとあたりまえだと思うのですが、最初の1年では思ったほどの成果を出すことはできません。

そうなるといろんなことを考えるようになります。

 ・本当に今の会社は自分に合っているのだろうか

 ・自分の求めていた仕事は本当にこれなのだろうか

 ・もっと自分に合った会社があるのではないか

倒産する心配はまず無い会社なので、安定は得られるし、家族にも不安を与えることもありません。

しかし、これが自分がやりたかったことか?というと疑問が後から後から湧いてきます。

そんな思いを抱えながら「今の会社から転職活動をしたらどんな結果が得られるのだろう」と思い、以前やっていた転職活動を有給休暇を利用して再開しました。

転職後1年で転職活動

さて、まずは以前登録していた転職サイトの募集記事を当たってみました。

零細企業に勤めていたときはどこの企業も大変魅力的だったのですが、今の会社に入ったあとでは魅力のある会社がなかなか見つかりません。

同クラス以上の会社の募集記事がほとんどないのです。

そこで、いくつか条件面を考えてから募集記事を検索しました。

 ・今の年収以上の募集記事

 ・東証一部上場企業

 ・異業種で興味がある分野

まずは3社に職務履歴書を送りました。

零細企業時代には考えられないスピードで面接依頼が来たので、応じるがままに面接に行きました。

面接では特に緊張もなく、職務履歴書の内容と自分の経歴を説明しました。

選考方法を聞いてみると選考は複数回はなく、この一日の面接だけで決定するそうです。

面接自体も非常にスピーディーで「人事、担当業務の管理者、役員」と3つの面接を2時間程度で終了しました。

結果はその日の内に「採用」と回答されました。

あまりのあっけなさに自分でもびっくりしましたが、今考えると当然と言えば当然です。

その企業は年商2,000億円程度の企業で、今の私の会社とは比べものにならない小さい会社です。

本当にやりたいことをやれるのか分からない、と思い採用を辞退しました。

その他の2社からも面接依頼が来ていましたが、面接を断りました。

転職年齢のリミットは?

その当時私は37歳で転職ができるリミットは35歳までという説におびえていました。

ところがふたを開けてみると零細企業時代あれほど苦労した転職が難なくできます。

いつの間にか自分が持っている選択肢が非常に増えていることを知り、今の会社で頑張ることにしました。

スキルを積んでゆけばもっと良い転職のチャンスも現れるだろうと、多少うぬぼれたことも考えるようにもなりました。

それからはときどき転職サイトに登録している職務履歴書を更新するだけです。

それを何年も続けてますが更新のたびにスカウトされるのです。

結果的にスキルを磨き、経験を積んでゆくことが良い結果につながった例です。

ただ、決して転職をお勧めしないという訳ではありません。

どのタイミングで転職をするかが問題なのです。

私がスキルアップできたのは、今の会社が私と合っていたという結果論です。

もちろん上には上がうじゃうじゃいて、今の会社より更なる高みを求めて旅立った人たちもいます。

転職していった人達

さて、採用されたときは一生の内で一番嬉しかったかもしれないと思って入った今の会社ですが、どうしても会社が肌に合わずに転職していった人たちもいます。

ここからは転職に成功した人、失敗した人について述べます。

転職に成功した人

まず転職に成功した人たちについて共通して言えることです。

 ・スキルアップのこころざしが高い

 ・自分が何をやりたいかビジョンがある

 ・現状をなげくよりも未来を見ている

一言でいうと「前向き思考(ポジティブ)」です。

歳を取るに従い、この傾向は反比例して低くはなりますが、それでも「前向き」に活動している人たちは普段の業務も一生懸命頑です。

私よりも若年者で今でも近況を報告しあっている人がいます。

その当時彼は結婚前で不安があるものの「彼女を幸せにするのだ」という気持と「こんな仕事をしたい」という意欲に溢れてました。

彼から転職したいという話を持ち掛けられたとき、今の会社で何が不満なのか、しかも結婚前の大事な時期になぜ転職を考えているのかが不思議でしょうがなかったので、その理由を聞いてみました。

彼は「外資系でコンサル業務をしたい、結婚を機に新しい自分に生まれ変わりたい」と言ってました。

せっかく仲が良くなった同僚と別れるのは嫌だったので、しばらく転職のリスクなどを語り、引き留めてみたのですが、彼の意志が固いことが分かったので、私の転職体験を説明しました。

彼が転職したのは、それから3ヶ月後のことです。

今ではお子さんも3人になり、充実した幸せな日々を送っています。

私の転職体験が大変役に立ったそうで、今でも感謝の言葉を述べてくれます。

話が少々それましたが、他にも転職した人たちも何人かました。

皆それぞれ「大手メーカー、大手金融業、大手IT企業」に転職しました。

もちろん年収もかなりアップしてます。

そんな人たちは例外なく上記で述べた特徴を持っています。

転職に失敗した人

では反対に転職に失敗した人はどんな特徴があるのでしょうか。

 ・なんでも人のせいにする

 ・目標がいつも漠然としている

 ・不満ばかりが多く現状を改善しようとしない

一言でいうと「後ろ向き思考(ネガティブ)」です。

ある私より年配の社員がいました。

この人は変化を嫌います。

転職組の私の考え方を否定的にとらえるタイプでした。

ただ、一定の距離を置いてたので、私の業務に支障を及ぼす人にはなりませんでした。

そのため、ときどき飲み会の席で話すこともありました。

その人はどのような転職をしたかというと「下請け業者」に転職しました。

後から聞いた話ですが、乞われて転職したわけではなく、自分から申し出て空いているポストに入れてもらったそうです。

出てきた言葉はやはりグチでした。

 ・給料が減った

 ・会社の業務がおかしい

 ・部下がいうことを聞かない

 ・仕事が前より大変になった

転職後も自分を変えることをせずに、ほとんど全てを回りのせいにしているのです。

正直私もこれ以上その人と付き合いたくないのですが、ウチの会社を担当しているのでときどきしかたなく会うことがあります。

ちなみにこの人も転職活動をしてたそうです。

お客さんや下請けの会社に良い条件でのスカウトを期待していたようですが、他の会社は全て体よく断られたそうです。

あなたはどっち?

さて、転職に成功した人と、そうでない人を紹介しましたが、あなたはどちらでしたか?

  どこでスキルアップするのでしょうか?

  転職するのでしょうか?今の会社に残るのでしょうか?

  前向きでしょうか?後ろ向きでしょうか?

ただ、一つ言えることは、転職が頭をよぎったときは一人で抱え込まずに、いろいろな人に相談すべきです。

家族でも、友人でも、同僚でも、恋人でも、できるだけ大勢の意見を聞くことをです。

やはり自分のことを心配してくれる人の意見を聞くのが一番参考になります。

私から言えることは、今いる会社にスキルアップする余地がまだあるのならしっかりと根を下ろして頑張るべきだということです。

もっと言うと

 ・ホントにやりたいと思うことは割とコロコロ変わります

 ・スキルを積んでデキる人になれば今の仕事も楽しくなります

 ・デキる人は収入も上がります

いやいや、そんなことはない。

 ・自分のやりたいことはこれなんだ!

 ・今の仕事は絶対楽しくならない!

 ・収入も天井が見えている!

と思っているのならやはり転職が一番の解決策でしょう。

今の自分の値段は?

どうしても転職したいと思うのであれば、その前に今の自分がどの程度のポジションなのかを知っておいた方が良いでしょう。

自分の値段を知らずに転職活動をすると、足元を見られて低い給料をふっかけられます。

また、高望みばかりして、いつまでも転職先が決まらない苦い経験をい~っぱいすることになります。

以下のサイトは自分の今の年収がどの程度か、あなたの値段をその場で分析してくれます。

※登録する内容が長いので少々時間がかかります。

もし今の自分の年収より高い金額が出たら、もっと収入を伸ばせるということです。

また、もし今の自分の年収より安い金額が出たら、転職は考え直して今いるところでスキルアップにはげんだ方がいいでしょう。

尚、私も転職活動の苦い経験があるので興味が有ったら読んでみて下さい。

転職エージェントの活用方法

もしどうしても転職活動をするのならば必ずしなければならないことと言えば職務履歴書の作成です。

職務履歴書は転職サイトに見本が乗ってますし、検索すればいくらでも手に入ります。

しかし、私が書いた職務履歴書での1次選考通過率は最低でした。

約半年で100社申し込んで、書類選考通過はわずか30社程度です。

要は独りよがりの自己満足だったのです。

せっかく「この会社で働きたい」と思っても門前払いになります。

そこで第一関門を突破するための武器である職務履歴書の作成をエージェントに手伝ってもらいます。

当然今までに何人もの転職者を斡旋しているので、職務履歴書の書き方などお手のものです。

エージェントを活用して楽に質の高い職務履歴書を作りましょう。

ただ、相談前には必ず「たたき台」を自分で作って下さい。

まっさらな状態でエージェントに会ってもエージェントから門前払いを食らいます。

その上で一次選考に通りやすい職務履歴書の作成を手伝ってもらってください。

次に転職事情や募集企業の情報収集です。

転職エージェントに求めることで、大切なポイントがいくつかあります。

 ・転職が完了するまでのサポートの質

 ・企業情報の質

 ・紹介できる企業の数

です。

転職活動でもっとも重要なことは情報収集です。

ここでのポイントは自分に合ったエージェントを見つけることです。

自分に合ったエージェントを見つけると転職成功率がはね上がります。

逆に自分に合わないエージェントに相談すると、こちらの希望を「無理です」と一方的にバッサリということになります。

本当に転職すべきではない人にはエージェントはバッサリ行きます。

それがその人のためにもなるのであれば、もしかしたらその方が良いかもしれません。

ただ、自分と相性のいいエージェントが見つかるかは運次第です。

私も転職活動時代、何社もの転職サイトに登録し、何人ものエージェントと会って色んな話し聞き出しました。

そうするとエージェントによって持っている情報量や質、または親身になって対応してくれるかそうでないかがはっきりと別れました。

エージェントも仕事なので、転職先を紹介できないのであればいつまでもかまっている訳にはいきません。

私は私の希望を聞いたうえでしっかりと提案してくれるエージェントを探した結果が今にいたります。

もちろん100%満足が行く提案をしてくれる訳ではありませんが、転職に必要な情報提供は惜しげもなく与えてくれました。

1人だけではなく必ず複数社のエージェントから情報収集と支援を受けられる状況を作ってください。

単純に数が多くなればそれだけチャンスは増えるし、エージェントにもいろんな人がいるので、色んな意見を聞いてみて下さい。

とは言え現職中の方は忙しいでしょうから、何人もという訳にはいかないと思います。

その場合は最低でも2社以上のエージェントに会って色んな角度から情報収集して下さい。

買い物をするとき色んなサイトや棚を見ますよね?

ヤフオクと価格コムを比較するのといっしょです。

今勤めている会社にバレることは絶対ないので安心して転職活動を進めてください。

数ある転職サービスでも「ここは良かった」というお勧めがあります。

私が使った転職サービスの中でも以下の2社は特に良かったので簡単にご紹介します。

まず@typeです。

この転職支援サービスは何が優れているかというと、自分のスキルを登録しておくと転職の可能性がある企業をどんどんメールで紹介してくれます。

メールの内容はスカウトもあれば、オファーと言ってスカウトの一歩手前の案内を@typeを通して教えてくれます。

さらに「スキルマッチング、パーソナリティマッチング、応募歓迎」などのお知らせをメール通知してくれます。

特に「スキルマッチング」は登録した自分のオリジナルスキルシートとのマッチ度をシステムが自動算出し、経験業務の募集記事を紹介してくれるので非常に便利です。

マッチング機能は自分が知らなかった可能性を気づかせてくれる時もあるので、異業種へ転職したいのであれば直ぐに可能性がある企業が見つかります。

また、ここが今後の転職先を選ぶのに大変重要になるのですが、今の自分の適正年収を調べることができます。

システムがスキルシートを読み込んで、その場で適正年収を教えてくれます。

自分の適性年収を知ることによって、どのレベルの企業に行ける可能性があるのか、また、どの程度自分を高く売り込むことがでるのか、さらにスキルアップにはどんな企業に可能性があるか、どんな適性があるのかを知ることができます。

次にDODAです。

DODAの優れている点はサイトで検索できる企業以外の企業がどの転職サイトよりも豊富なことです。

その企業群はDODAとのグリップが非常に強いため、いつでも紹介できる企業のラインナップがそろってます。

DODAのシステム上で企業検索することもできますが、一番良い方法はDODAの最も得意とする、転職エージェントに会って自分が希望する条件の企業を紹介してもらうことです。

普通にハローワークなどで転職活動をすると全て自分でことを進めなければならないところを、職務履歴書のよりよい書き方から、最終面接、採用までをエージェントがサポートしてくれます。

私が転職をする際は、複数の転職エージェントを利用しましたが、サポートの質が非常に高く、他の転職エージェントと比べても群を抜いてました。

一番良かったのは、採用試験中の企業とネゴを進めてくれることです。

そのため、採用試験中の企業の採用率は高まるし、企業との交渉事もやってくれるので、手間をかけずに効率的に転職活動ができます。

また、以下は有名どころと特化した転職サイトのリンクを集めてみたのでよろしければ参考にして下さい。

転職サイト一覧